「時間もち」という言葉、聞いたことありますか?
お金もちの反対に位置するのが時間もちです。お金より時間を選ぶ生き方で、再現性が高いのが時間もちです。ちょっと覚悟をきめれば、すぐにあなたも時間もちになれます。
今回は僕自身がお金より時間もちを選んで10年以上、生活がどう変わったかを正直に書きます。
Q. 時間持ちって、要するに収入が減るってこと?
A:収入はへります。確実にへります。ただ、それは今までよりということです。収入はへるけど、自分のために時間が増え、それが豊かさだと、いまは考えています。
Q. 生活費はどうやって工面しているんですか?
A:週3日1日5時間くらい働いています。そして、他の収入源が3つあります。一つのところから収入をえるのはリスクが高いと考えています。いわゆる半農半X的な感覚に近いかもです。
Q. 後悔したことはありますか?
A:くわしくは読んでみてください。そりゃ後悔はあるけど、それと同時に楽しい時間がふえました。
会社員だったころ失ったもの
自分のかけがえのない時間を引きかえに、ほとんどの人はお金を得ていますよね。
だって、それがフツーで当たり前。生まれる前から社会では、それが当たり前だったわけです。
うたがう理由がないわけです。僕のような社会不適合者じゃないかぎり。そして、マジメであるほどそのワナにはまりやすいです。
でも、あるときふと考えたんです。
「いまの生きかた、けっして悪くはない。自分が好きなことを仕事にできて、それでお金をもらえる。
社会では自分がやりたいことより、やらなきゃいけないことを優先して、お金を稼ぐためだけに生きている人もいる。
みんな変につかれていて、自分らしさがない。
それにくらべて、僕は好きなことを仕事にできている。
決して満足ではないけど、かといって不満もない。
いや……自由がない。自分のためにつかえる時間がすくない。すくなすぎるのだ。
このまま同じことをして、僕はこれからも生きつづけるのか。
……なにかがちがう、なにがちがうんだ?」
感覚でかんじている社会への違和感。それが言語化できない。満足といえば満足、でも100%ではない。
そう「そこそこしあわせ」なだけだ。
生きづらいとまでは言えないけど、そこそこしあわせが、自分の望んでいるゴールじゃない。そこで僕は社会をドロップアウトしました。
時間もちをめざす
そして僕は半強制的に社会をはぐれました。
まずやったのは「紙に書きだすこと」です。まだジャーナリングという言葉がでていなかったころです。
なにをしたくないか、自分はどうありたくないのか。
出るわ出るわ、自動書記かっていうくらい。やりたくないこと、こうありたくないことを書きだしました。
いわゆる都会の生活です。あれだけあこがれた東京での生活。本当はやりたくなかったのです。
そして、そこで一生懸命がんばっている人たちが、なぜか可哀想にみえてきました。
まあ、むこうからすれば、僕のほうがカワイソウなんでしょうけど。
そして僕は時間もちを目指すようになりました。このころやったのは、
ガンバらないことを頑張る
でした。いままで一生懸命ガンバってきた。それでもしあわせになれなかった。じゃあ真逆をやればいいんだ。シンプルライフへの入口は、意外とそんな逆張りの発想でした。
そして1年、また1年と時間がすぎるごとに自分が望んでいる生活をできるようになりました。
収入が減って起きたこと
残金500円、借金200万、無職ではじまった、ガンバらないことを頑張る生活。
そこからだったので正直ラクだった。
というのが正直な感想です。不思議なことに、このころからお金に困ったことがないのです。
必要なものは必要なときにやってきはじめました。
証明のしようがないですが、本当のホントに「これ必要だよなぁ」と感じたときに、どこからともなく仕事、お金、そして必要なモノがやってきました。
こうして文章を書けるのも、だれかにするセッションを覚えるのも、必要なときに必要なタイミングで、なにかしらのカタチでやってきました。
最近でいうと、自然栽培をするのに適した田んぼや必要な道具がやってきました。人も必要なときに必要なことをやってくれる人が出てきました。
自給自足とまではいかないけど、それに近い感覚で暮らしています。
なんというか、すべてが予定調和ですすんでいる感じです。
あぁ、これが宇宙の大きな流れで生きることか、これが地球で遊ぶという感覚か。そう感じるようになりました。
月収でいうと10万あるかないか、自由につかえる時間は1日で9〜13時間くらいです。
それじゃ人生バラ色かと言ったら、そうでもありません。
まずモテません。ちょいワルオヤジを目指し社会でガンバっていたころも、モテませんでした。なのでこれは僕個人の問題ですね。
そして、お金にたいしてストレスを感じているころがありました。お金があればなぁ、そう思うトキもありました。
いまは「お金なしでニューゲーム」をしている感じで、お金が余計にないことも楽しめています。
普通ができなくなります。たとえば昔は好きだったものが、どんどん食べられなくなります。
ファーストフード、牛丼、カレーなど外食チェーンの食べものが、どんどん受けつけなくなります。
なんにせよ、いわゆるフツー、いわゆるしあわせを楽しめないのは、もしかしたら人によってはデメリットかもです。
とはいえ、そのかわりに「自分らしく生きるという充実感が、そういうデメリットをはるかにこえます。
そして、自分にあたえられたかぎりある時間を大切にできるようになりました。
「ちょっと変えてみようかな」と思ったあなたへ
会社辞めたいとまで思わなくていい。移住や田舎暮らしをいきなり目指さなくていい。
まず一つだけやってみてほしいことがあります。
紙を一枚とりだして「自分がやりたくないこと」を書きだしてみてください。僕が10年以上前にやった作業です。
やりたいことより、やりたくないことのほうが正直に出てきます。そしてその正直さが、自分らしく生きるための最初の一歩になります。
いまあなたがこうして僕の記事を読んでいるあいだにも時間はどんどん過ぎていきます。そして、その時間はもどってこないのです。
あなたが自分の時間をつかいたいのは、どんなことですか?