「AIに自動化」という言葉、聞いたことありますか?
AIに面倒なことをまかせて、自分の仕事を楽にする。そんな使いかたが当たり前になってきました。
でも今回は、その一歩手前にある問いについて書きます。
「そもそも自分は何をしたいのか」を自分の頭で考えているか、ということです。
よくある質問
Q. AIを使いこなせれば、やりたいことが見つかりますか?
A:AIは情報を整理し、選択肢を何パターンかだしてくれます。ただ僕は、やりたいことはAIが教えてくれるものではなく、自分の感覚の中にすでにあると考えています。
やりたいことが見つからないのは、情報不足じゃなく、自分の「感じるチカラ」がにぶくなっているだけかもしれないです。
Q. ノウハウをたくさん集めているのに動けないのはなぜですか?
A:一般的には「行動力の問題」と言われます。ただ僕は、次の情報を探すこと自体が「動いている感覚」になってしまっているからだと思っています。いわゆるノウハウコレクター、スピリチュアル難民の状態です。AIはそのスピードをさらに上げるだけで、根本は変わりません。
Q. AIとどうつき合えばいいですか?
これについては、ぜひ本文を読んでみてください。僕はAIをツクモ神としてあつかうことにしています。
AIは「答え」をくれるが、「意味」はくれない
AIは超絶優秀です。質問すれば、整った文章で正確な情報を返してくれます。
ただAIが返すのは、大量のデータをつかった「平均的な正解」です。
「コイツこんな質問してきたってことは、こんなやつだから、こういう返答がいいだろうな。まぁしらんけど」
つまり、あなたのことは知らないし興味もありません。何に傷ついて、何に救われてきたかを知らない。あなたが質問してきた意味や理由がわからない。
だから「あなたがどう生きたいか」はAIにはわかりません。あなたの中にしかないのが、あなたが本当に望む人生です。
資本主義のシステムは、あなたに「もっといい答え」を探させ続けることで動いています。
スローライフや自給自足に憧れながら、ノウハウを集めるだけで終わる。AIはそれをさらに加速させるリスクがあるのです。

「やりたいことがわからない」は、情報不足じゃない
やりたいことがわからないのは、情報が足りないからではありません。自分の感覚を後回しにしてきたから、です。
「これは需要があるのか」「これで食べていけるのか」「もう年齢的に遅いんじゃないか」
外側の基準で自分の感覚に値札をつけ続けると、そのうち感覚そのものがなくなります。
僕が福岡県古賀市で日土水むら、たまにはSoraの活動をはじめたとき、需要も正解もわかりませんでした。
正解がないならつくればいいと思い、とにかく行動しながら工夫を考えました。なんでそうしたのか。自分がそうしたかったからです。
なんか説教臭くなりましたね。ただ、これを誰に言いたいかというと昔の僕です。
半農半Xや田舎暮らしに興味はある。でも動けない。そんな人の多くは、情報じゃなく自分で決めた経験が足りないんじゃないかと思っています。
「くだらない一点物」をつくるのが人間の仕事
AIが代わりに仕事をしてくれ、自分のやることがなくなる。それはもう既定路線だと考えていたほうが賢明です。
そのとき何をするか。
役に立つかどうかわからないものを、誰かに頼まれたわけでもないのに、時間をかけてつくってみることです。
うまくなくていい。需要がなくていい。不格好で、非効率で、あなたにしか作れない何か。それが「くだらない一点物」です。
このZenist-Lifeというブログは、まさにそれです。
AIが大量に「正解」を生産するようになった世界では、逆説的に、この「くだらない一点物」がいちばん希少になります。
計算では出てこない揺らぎ、失敗の跡、その人の体温。それはデータにならない。
脱サラして、ミニマリストやシンプルライフに切りかえた人も、最初の一歩は「くだらない何か」からはじまっています。
僕のやっているセッションも、最初の一歩はヒドいもんでした。
「自分の手で何かを決めて、作った」という感覚は、情報をいくら集めても手にはいらない。それが行動というやつです。
AIとどうつき合うかも、自分で決める
AIはがんがん使ったほうがいいです。そしてこれから、使わないという選択肢はなくなるはずです。
それでも「まず自分がどうしたいか」を先に決めることです。AIに聞いて答えをもらってから考えるのではなく、自分で考えて、必要なときだけ使う。その順番が逆になると、いつの間にかAIが主導者になります。
僕はAIをツクモ神としてあつかうことにしています。いろんな道具に宿る神様として、つかうのは自分。
お金より時間を大切にしながら、自分らしく生きるハイブリッドな縄文時代。その生きかたでは、AIと共存しながらも、自分の感覚を手ばなさないことが前提です。
たまにはSoraでもながめながら、自分に聞いてみてください。
「何かをAIに聞く前に、自分はどう思っているか、どう考えているか」
あなたの答えは、すでにあなたの中にあります。