体の生活習慣病は健康診断でひっかかって気づきます。ちょっと気をつけようかなと思うようにもなります。

ですが、心の生活習慣病は、それよりたちが悪いです。定期的な検査がないし、自覚症状が出にくいからです。

厄介なことにまわりも全員かかっているから、

「これが普通だ」

と思ってしまいます。みんなもそうだし。だから、病気だとは自覚しづらいのです。


Q 心の生活習慣病って何ですか?

A 心の生活習慣病とは、社会のルールにあわせ、他人の期待にこたえようとするうちに自分の感覚がマヒしていく状態のことです。そして、そうなっていることに気づきづらいのが心の生活習慣病です。


Q それって、みんなそうじゃないですか?

A そうです。だからこそ病気だと気づけない。まわりも全員かかっているからくらべられません。それで生活に問題がなければいいですが、なんか言葉にできない違和感があり、つらいなら向き合ってみるべきだと思います。


「これが普通」という落とし穴

心の生活習慣病の定義はシンプルです。自分の感覚より社会の常識を優先することが当たり前になっている状態のことです。

僕の話ですが、20才で社会に出て、同じ時間に、決められた場所で、言われたことをする。それを繰り返す毎日。おかしいとも思わなかったです。

自分が好きで始めたことが仕事になり、朝から晩まで好きなことをしてお金を稼ぐ。それで好きなものを食べ生活ができる。

これが普通で当たり前。いや最高、これ以上の人生はかんがえられない。そう思って20代、30代を生きていました。

でも、あるとき疑問がわいてきたんです。30代後半に入ってからの話です。

「この世界は本当に平和なのか。いまの暮らしは本当に普通なのか」

頭の片隅でその問いがうずき始めたとき、僕はいままでの生活が当たり前と思えなくなってきました。

ある日、気がついたら三浦半島にいました。ホントだったら働いていなきゃいけない時間。僕は神奈川県の三浦半島の最南端にいました。

仕事に行けなかったのか、行きたくなかったのか、もう覚えていない。気がついたら電車に乗っていて、バスに乗りかえ食堂でマグロ丼と寿司を食べていました。ついでに真っ昼間からビールを飲みながら。

「もうどうなってもいい」

とも考えなかった。ただ、その時間を堪能していました。現実逃避といえばそうかもしれない。でも、体が先に心の限界に気づきました。

翌日、嘘のように普通に仕事にいきました。でも変わっていなかったんです。ちょっと前から感じていた重りをもって歩いている感覚は。

それがどんどんと重くなり、僕はそれを捨てて社会をドロップアウトしました。

悪いのは誰だ

こうなったのは誰のせいだ。悪者はいない。会社か、社会か、親か、それとも自分がダメだからなのか。

全部ただしくありません。僕もいろいろと勉強し、いろいろ調べてはきましたが誰が悪いかはわかりません。

陰謀論だと古いヨーロッパの王族とか国際的な金融エリートが仕組んだといわれます。でも彼らではありません。

心の生活習慣病とは、

学校、会社、テレビ、SNSなどで見たり聞いたり、そして体験したことから、じわじわと知らないうちに、

「こうあるべき」

という思いこみを自分が勝手に心にインプットしていきます。

気づかないうちに、自分の感覚より他人からの評価を優先することが当たり前になっていきます。

たまにはSoraでもながめましょのセッションで相談者さんの話を聞いていると、まさにそうやって心ができているのがわかります。

そして、その心の悩みが体にも影響をしているのです。

ただ、仕組みがそうなっているだけなんです。そんな仕組みだと気づくことが大事なのです。

怖いのは、気づかないこと

体の生活習慣病には初期症状があります。でも心の生活習慣病には、ほぼありません。

なぜなら、まわりも全員同じ状態だからです。くらべることがないから自分が異常だと気づけないのです。

幸か不幸か、それでも普通に生きていける人もいます。そんなの甘えだよと言える人もいます。そんな人たちにとっては病気ではありません。

問題は、それで生きづらさを感じる人たちです。生きづらいのにそれが普通で当たり前と思ってなきゃいけない。

「みんなそうだし」

「これくらいふつうだし」

そう言い聞かせ、そしてまわりからもそう言われます。だから頑張んなきゃとがんばります。

逆です。ガンバらないことを頑張るしか解決策はないのです。

心の生活習慣病の症状

こんな症状に心あたりがあれば、自分が心の生活習慣病で弱っているのかもしれません。

  • 朝起きて、昨日と同じ一日が始まるのが憂鬱

  • 「好きなことは?」と聞かれても答えられない

  • 変わりたい。でも何から始めればいいかわからない

  • 他人の目が気になる

  • 本音を言えない

そう思ったら、たまにはSoraでもながめながら寿司を食べればいいのです。三浦半島だったら運がよければ上等の中トロが安く食べられます。

心の生活習慣病はなおる

心の生活習慣病は読んで字のごとく習慣によってつくられる病気です。病気なわけだから治すこともできます。

なにをすればいいか「社会不適合者」になればいいのです。そうなりたいけど怖い、そんな人には背中からドロップキックをお見舞いします。

それがたまにはSoraでもながめましょのセッションです。

それがイヤと言う人はまずやりたくないことを決めてみましょう。こうはなりたくないという姿を書き出すんです。

そして誓いを立ててみましょう。ちなみに僕は、

「がんばらないことを頑張る」

でした。

はじめは正直、落ちぶれた気がしました。みじめな気持ちも正直ありました。がんばることをやめるって、それだけ怖いことでした。

でもね、でもですよ。

ラクになっていったんです。ラクになったら不思議なことが起きはじめました。

人生が、望む方向に動きはじめたんです。必要なものは必要なタイミングでお金がはいってきたり、必要なタイミングで必要なことを手にいれられました。

気がつけば社会不適合者であることが怖くなくなり、元にはもどれないけど、元にもどろうと思わなくなりました。

「そんなのアンタだからだよ」

そう言われるかもです。たしかにそうかもです。ですが、これは再現可能だとも思っています。


この記事で伝えたかったことを一言でいうと、心の生活習慣病は、気づかないことが最大の症状です。

検査はないし、自覚症状もほぼない。まわりも全員かかっているから病気だとも思えない。

でも、もしアナタがツライなら、そのつらさを手放すことです。

「なんか重たいな」

「これが普通なのか?」

そんなちょっとした違和感を気のせいにしないでください。たった一度のたった一人のあなたという人生。

せっかくだからおもしろおかしく生きたいですよね。

まずは「絶対、こうはならない」ことを決めてみましょう。

次の記事では、心の生活習慣病から抜け出すために頭のいい人がやっている「3つのノー」をお伝えします。