「なんでわかってくれないの?」
心のなかで何度つぶやいてきただろう。
仕事でも、家族でも、パートナーでも。伝えても伝えても、どこかすれちがっている感じ。
それはもしかしたら「相手を変えようとすること」が原因かもです。
そんな人におすすめなのが一人一宇宙です。一人一宇宙という考えかたを聞いたことはありますか?
一人一宇宙をひとことで言うと「人はそれぞれ、自分だけの宇宙を生きている」という世界観です。
この記事では、その考えかたが、なぜ人間関係をラクにするのかを書いていきます。
Q. 相手に気持ちを伝えることは、あきらめたほうがいいってこと?
A.一般的には「コミュニケーションをとり続けることが大事」と言われます。
ただ僕は伝えるのと変えようとするのは、まったく別だと思っています。
気持ちは伝えていいんです。でも、相手が変わることを期待するとしんどくなります。
Q. 相手を変えようとするのは、そんなに悪いことなの?
悪いというよりも消耗しません? それ。と問いかけたいのです。
心理学では「コントロール幻想」という言葉があり、人は他者をコントロールできると錯覚しやすいようです。
ただ僕は、それが幻想と気づいたときラクになりました。
Q. じゃあ、具体的にどうすればいいの?
くわしくは本文を読んでみてください。一人一宇宙の考えかたをとりいれてみませんか?
「なんでわかってくれないの?」の正体
人間関係で消耗するとき、たいていその奥には「わかってほしい」という願いがあります。
それは、ぜんぜんおかしくないです。むしろ人間らしい、人間くさい生きかただと思います。
でも問題は、「わかってほしい」がいつのまにか「わかるべきだ」に変わっていくこと。
それがいつの間にか「わたしは正しい、相手はまちがっている」になるんです。
そうなると、相手の反応ひとつひとつが気になって、エネルギーがどんどん外に向いていく。
心理学では「認知的不協和」という現象があり、自分の考えと相手の考えがぶつかると、脳がストレスとして処理するそうです。
すれ違いが苦しいのは、意志が弱いわけでも、感情的になりすぎているわけでもない。脳がそう感じるようになっているだけです。
僕もいまだにあります。
「この人、なんでこんな考えかたをするんだろ」
そう思って、おなじことをぐるぐる考えるときもあります。
しんどくないですか? そういうの。
その出口が一人一宇宙というかんがえです。
おたがいちがう宇宙で生きている
一人一宇宙とは、ひとりひとりが、それぞれちがう世界観で世界を見ているという考えかたです。
僕のつかっているサウンドソウルズでは10パターンの世界観にわかれます。
持って生まれた才能に、育ってきた環境、経験してきたことが、その人だけの宇宙をつくっていきます。
だから、意見がちがって当たり前なんです。感じかたもちがって当たり前です。
わかり合えることは、そもそも不可能なんです。
これはあきらめようという話じゃないです。
「あ、そうか。相手は相手の宇宙で、正直に生きてんだ」
そう思えたとき、不思議と怒りがやわらぎ、相手に期待することがなくなります。
もうね、別の星からきた宇宙人が地球でたまたま出会って、なれない地球語で会話しているようなもんですよ。
時間に余白のある生活をえらび、自分らしく生きるなかで気づいたの、自分の内側にある平穏を大事にすることです。
相手の宇宙を変えようとするより、自分の宇宙を丁ととのえたほうが、ずっとラクで、ずっと豊かになるんです。
勢いあまってパートナーすらいませんが、それでいいそれがいいんです。
コントロール幻想
人は無意識に、
「うまく伝えれば、相手はわかってくれるはず」
と思いやすいです。ですが、それは幻想です。幻想とかいてファンタジーです。
ホントは相手が変わるかどうかは相手の話です。こちらがどうこうできるものではないのです。
これは本来、中学3年生くらいでやめるのですが、いままでは、そこで魂の成長がとめられていたのです。
僕も
「もっとうまく伝えられれば」
と自分を責めていたことがあります。でも、いろんなことを学ぶうち一人一宇宙という視点に気づきました。
「あ、伝わらないのは、僕のせいだけじゃないんだ」
そう思えたらすこしだけ、息ができるようになりました。
「変えなくていい」が、人間関係を変える
相手を変えようとしないこと。
それは、あきらめることでも、距離を置くことでも、無関心になることでもないのです。
「あなたはあなたの宇宙で生きていていい。僕は僕の宇宙で生きていく」
という、お互いの立場を尊重するということです。
福岡の宗像市で田んぼのある暮らしのなかで、
「たまにはSoraでもながめましょ」という活動を続けるなかで。
カフェ会やワークショップで、いろんな人と話すなかで感じることがあります。
それは悩みのかたちはちがっても、「もっとラクに生きたい」という気持ちです。
僕がかたる「一人一宇宙」という考えかたにふれて、表情がやわらかくなる瞬間を何度も見てきました。
相手を変えようとしなくなったとき、人間関係は静かに、でも確実に変わっていきます。
「相手をかえようとしないでいいんだ」
そう気づいたとき、あなたのなかで何かが変わるでしょう。
あなたならどんな人間関係を、自分で描いていきたいですか?
空でもながめながら、すこしだけ考えてみましょう。