誰かに褒められたとき、あなたはどう反応しますか。

「いえいえ、そんなことないです」

反射的にそう返してませんか。日本人なら誰でも心当たりがある場面だと思います。

僕もずっと、そうでした。

誰かに褒められたら謙遜して、否定しなきゃいけない。これって本当に当たり前なんでしょうか?

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Q.なぜ受け取ることが苦手になるのか

A.子どものころに育てられてきた環境に原因があると思っています。そして、それは日本の文化的な背景です。そういうのが当たり前と思いこんでいるだけです。だから自分を責めなくていいんです。

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Q.どうすれば受け取り上手になれるのか

A.視点をひとつ変えるだけです。受けとることは、相手への思いやりです。そして受け取り上手になると、あなた自身もラクになれるはずです。

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受け取れない、あの場面

受け取り上手とは、好意やチャンスをすなおに受け容れられる状態のことです。

僕自身、受け取ることがずっと苦手でした。

子どものころから、

「人に迷惑をかけちゃダメ」

「人の手をわずらわせちゃダメ」

と育てられてきました。そのせいか、甘えることがどうしてもうまくできなかったんです。

それがずっと当たり前と思っていたので、そんなに気になりませんでした。

ですが、結婚前に元嫁の実家におジャマしたときのことです。

お母さまが、よかれと思って食事を用意してくれていました。餃子です。餃子のテムジンで前頭の量がでてきました。

なのに、手がつけられなかったんです。食べたい気もちがないわけじゃなかったんです。でも、

「申しわけない」

という気持ちのほうが勝ってしまって手をつけられませんでした。いま思えば、行きすぎた遠慮でした。

ニュージーランドにいたときも同じでした。

「食べていいよ」

と言ってくれているのに、無意識に遠慮してしまいました。

今でも少しあります。ラストオーダー10分前の店には入れません。店員さんに迷惑がかかると思うから。

タッチフォーヘルスの施術をするようになって、いろんな人の筋肉の反応をしらべわかったのですが、ほとんどの人の体が力んでいることがわかりました。

そして、話を聞いていると、だれかに遠慮をしていて、僕のように受け取ることが苦手な人がほとんどです。

受け取れない原因

受け取りが苦手になる原因は、育ってきた環境にあります。個人の性格の問題ではありません。

そして、一つの大きな出来事で生まれるわけじゃないんです。よくアニメやドラマで主人公がなにかのきっかけで、

「そうだ。オレはこれでずっと苦しんでいたんだ」

と、トラウマを解消したりしますが、あれはつくり話です。一回のことがきっかけでトラウマができることはほとんどありません。

ほとんどの思いこみやトラウマは、毎日少しずつ何度も何度も刷りこまれてつくられます

「迷惑をかけるな」

「遠慮しなさい」

「そんなにもらっちゃダメ」

気づいたら受けとること=悪いことという思いこみに変わっているんです。特定の記憶が出てこなくて当然です。

受け取れないと、何をうしなうか

受け取れないことには、見えにくいコストがあります。

たとえばこんな場面、

  • チャンスが来ても自分にはまだ早いと遠慮して、気づいたらチャンスが消えている

  • 助けを求めることを迷惑をかけると思って、一人で抱えて限界になる

  • 好意を向けられると、なんか怖くなって相手を遠ざけてしまう

などです。正直なところ、普通に生きていれば、そんなに問題はないのかもです。みんなそれが普通で当たり前。

そんななかで目立たず、おちこぼれず、ちょうど中間あたりでその他大勢にまぎれて生きる。

その生存戦略がとれるからです。ただ、創造意識に目覚めていくとき、その生存戦略を捨てなきゃいけないときが出てきます。

ひらたく言うと「受け取ることは当たり前の自分」にならなきゃいけないからです。

受け取ることが当たり前の自分になっていく、そんなイメージです。

なんていうと怖くなるかもしれません。急がなくていいです。気づいたときには、そうなっています。

そんな受け取り上手になるコツですが簡単です。相手の気持ちに意識を向けることです。

用意してくれた人は、喜んでほしくて行動してくれたわけです。それを断ることは、相手の気持ちを台無しにしてしまうことかもしれない。

受け取ることが、相手への敬意になることを体験するだけです。たとえば、

  • 褒められたら「ありがとうございます」だけ言う。それ以上、足さない

  • 助けてもらうときはありがとうで終わらせる

  • 抵抗があれば、受け取っていいんと自分に小さく許可を出す

「ありがとうございます」

ただそれをいうだけ、そこからはじめてみませんか。

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この記事で伝えたかったことは「受け取ることは、相手への思いやり」ということです。

遠慮しすぎることは、相手の好意を台無しにしてしまうことになる。受け取り上手になることは、わがままでも自己中でもないのです。

受け取るということは、与えられる自分になるための準備です。受け取ったものを、次の人へわたす。そのために自分がまず受け取ることです。

「ありがとうございます」

その一言が「受け取ると与えるの循環」の出発点になります。創造意識は、そこから動きはじめます。